
タイのマンゴーの旬は4月から6月。この時期がいちばん美味しい。もちろん一年中マンゴーは手に入るけれど、味がいちばん良いのはやっぱりこの季節。私はマンゴーを使ったものなら何でも好きだけれど、マンゴーともち米の組み合わせは本当に別格。特に、とろりとした白い甘いソースをたっぷりかけられるなら最高だ。
タイにはいくつものマンゴー品種があり、それぞれ味や特徴が違う。なかでも有名なのがNam Dok Mai。黄金色の皮で、細長く、先端に向かって少し尖った形をしている。甘くて香り高く、ほんのり花のようなニュアンスがあるのが特徴。マンゴースティッキーライスに使われるのは、たいていこの品種だ。
日本のスーパーでタイ産マンゴーを見かけることもあるけれど、いつも驚くほど高い。だから私はマンゴー欲をできるだけタイに行くまで我慢することにしている。
タイ人の友人PinnyがMae Vareeをすすめてくれた。彼女いわく、バンコクでいちばん美味しいマンゴーが手に入る店だという。実際に食べてみて、その言葉に疑いはないと思った。完璧だった。太陽の下でしっかり熟したマンゴー特有の濃い甘さと、ほのかなフローラルな香りがあり、一口一口を大事に味わった。
Mae Vareeはレストランではなくショップなので、マンゴースティッキーライスはテイクアウト。近くに分かりやすいベンチなどはあまりないけれど、私はSkyTrainの階段下に座れる場所を見つけて、ゆっくり味わった。価格は約THB120で、3種類のもち米とソース、ローストした緑豆がセットになっていた。
Mae VareeはThonglor Road、Sukhumvit Soi 55の入り口すぐの場所にある。実は私はこの小さな店の前を何度も通り過ぎていた。いつもレストランへ向かう途中だったり、食事帰りでお腹がいっぱいだったりして、マンゴーを買う余裕がなかったから。でも今は違う。これから先、Mae Vareeの前を素通りすることはきっとない。必ずマンゴーを買ってしまうと思う。
Mae Varee, Sukhumvit Soi 55 (Thonglor Road), Thonglor, Bangkok






